2019年M-1 ドラマから逆算した3連単予想

■はじめに

 はじめまして。毎年楽しみなM-1ですが、今年は縁あって準々決勝(東亰)を観に行けたり、決勝メンバーの選出にすごく制作者の心意気を感じたりと、いつになく思い入れがあり、思わず筆をとりました。個人的な今年のM-1の見どころを書き綴らせていただきます。

 

 さて、M-1という大会自身の功績により、日本の漫才のレベルは格段にあがりました。結果、優勝するためにはただ面白いだけではなく(というのもどの漫才師もえげつなく面白いので)、優勝する意味(ドラマ)が非常に求められているのではないかと感じています(即席でドラマを生み出す笑神籤はその点非常に良い改良に思います。)

 

 つまり、3連単を予想するということは今年どんなドラマが起こるかを予想することとイコールなのです。そこで、いくつかの3連単予想とその根拠となるドラマを考えてみました。

 

■誰がドラマを持っているのか

 まず、面白いかどうかを置いといて(これもすごい話ですが)、誰がドラマをもっているか考えてみました。

 

   ①かまいたち(ラストイヤー・二冠)

   ②からし蓮根、ぺこぱ、オズワルド、ミルクボーイ(霜降りに続く新時代感)

    →ニューヨーク、インディアンスはやや既視感あり?

   ③敗者復活組(和牛、カミナリ、他)

   ④見取り図(リベンジ)

 

これに加えて、面白さ…というよりすべらない安全漫才をするコンビでいうと…

 

   ⑤インディアンス、すゑひろがりず

 

かなと。すゑひろがりずは「漫才じゃない」と言われそうですが、この新顔祭りで予測不能なところや、どぶろっくがキングオブコントで優勝したように「すべらずに安心して見れる」ということはなんだかんだ言ってやっぱすごいんですよね。ということで、地味に期待しています。

 

■注目の構図はここ

 やはり霜降り明星の優勝の流れをくみ、大幅に決勝メンバーを一新してきたテレビサイド。若いエネルギーをもつ②の新時代チームが勢いで勝ち続けるのか、それとも①のかまいたちや、③の敗者復活組からベテラン勢が待ったをかけるのか、まさに時代の戦いを感じます。

 特に気になるのが誰もが期待している和牛。正直、わざとドラマを一個足すために敗者復活に回ったんじゃないかと思うくらいに、ここ最近毎年傾向と対策を練ってきたコンビ。正直優勝してもう楽になってもらいたい。。。ここで決勝に上がってくるかどうかで、前期M-1のナイツになるか、笑い飯になるか運命の分かれ目じゃないかと思います。

 

■個人的3連単予想

 そんなわけで、僕の予想(という名の願望)はこんな風にしてみました。

 

 1位 敗者復活枠

 2位 インディアンス

 3位 オズワルド

 

 大きなポイントは勝ち切るネタ(特に常連勢は自分たちのハードルを超えるネタ)があるかどうか。正直今年は銀シャリの「ドレミ」、ジャルジャルの「ピンポン」「国名」のようなギンギンに仕上がったネタは見受けられませんでした。敷いていえばカミナリのネタはこれまでの彼らのネタを超えてきたという意味で個人的にすごく感動しました。

 そのため、技術とキャラクターで笑いやすいインディアンスはかなり上位に行くのではないかと思っております。

 さらに新時代枠では(個人的にはずっと推しているからし蓮根がいるものの)オズワルドの準々決勝の仕上がりとウケが印象的でした。

 

 で、実はこの予想をした上で敗者復活枠で期待しているのはダイタクだったりします。

双子漫才師として、えげつないクオリティーの双子漫才を生み出してきている2人、あがってくれば結構いいところまでいくと思うんだけどなぁ。

 

■最後に

 今回、初めてM-1の準々決勝を生でみて、どのコンビももれなく面白くて「こんなの順位つけるなんて辛い」と胸が締め付けられました。M-1ってほんとすごいコンテンツですね。あと、言い残しましたが、もしこれで和牛がM-1から姿を消したとき、第3の笑い飯は誰になるんだろうと、密かにそわそわしています。

 

 さて、なんとか形にしたいと思って書き始めましたが、結局思うところの3分の1もかけませんでした。ツイッターになれすぎて、こんな長文久しぶりに書きました。お読みくださりありがとうございました。僕の予想はひくほど当たらないので、そのへんはご了承ください!!では!!!また放送後に!